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北京五輪 女子マラソン

野口 北京五輪マラソンコースに手応え

史上初の五輪女子マラソン2連覇を目指す日本代表の野口みずき(Mizuki Noguchi)は、大気汚染、気温と湿度、固い路面等の懸念される中、北京五輪のコースに手応えを感じているようだ。

 開幕まで6週間を切った北京五輪に向け現地で試走を行った野口は「ワクワクしてきた」と話し、2004年アテネ五輪で優勝を果たした時と同じ感覚がすると明かした。

 2日間の日程で試走を行った野口は大気汚染について「走り終わったあとも、私の喉は痛くなかった」と語り、気温については「(コースの)後半には木が多くあるから日陰も多いし、暑い中で緑を見ると心理的に助けてくれる」と語った。しかし、野口が試走を行なった日は最高気温が25度程度だが、五輪が行われる8月中旬には過去に35度を記録している。また、平均湿度は79パーセントまで上がる。それでも野口は焼けるような暑さの中で行われたアテネ五輪で優勝を果たしている。

 マラソンのゴール地点である北京五輪のメインスタジアム(通称「鳥の巣(Bird's Nest)」)に向かう、石畳の固い路面については「思っていたより固いとは感じなかった、自分のペースが掴みやすい。鳥の巣が視界に入ってきたら、自然とペースが上がった。(本番の)いいシミュレーションになった」と語った。

 また、天安門広場(Tiananmen Square)からスタートし長安街(Chang’an Avenue)、北京大学(Beijing University)や華やかな電気街の中関村(Zhongguancun)を通るコースについては「少し退屈だったけど、通りが広く開けていてやり易かった」と語った。

 また、どこでスパートをかけるかとの質問に対し「あなたには言えない。でも、私の中にイメージはある」と微笑んだ。

 最後にライバルについて聞かれると「自分自身。冷静に戦わなければならない」と語る野口だった。

北京は絶望 高橋惨敗

 北京五輪マラソン代表の最終選考会となる名古屋国際女子マラソンは9日、名古屋市瑞穂陸上競技場発着で行われ、シドニー五輪金メダルの高橋尚子(35)=ファイテン=は惨敗し、五輪代表は絶望となった。初マラソンの中村友梨香(21)=天満屋=が初優勝した。

 五輪への「最後の挑戦」として、2006年11月の東京国際以来となるマラソンに挑んだ高橋は9キロ手前で先頭集団から遅れ、再浮上できなかった。五輪代表選考会は03年11月の東京国際で失速し、アテネ五輪代表を逃したが、北京への再挑戦にも失敗した。

 女子マラソン五輪代表は昨年の世界選手権(大阪)銅メダルの土佐礼子(31)=三井住友海上=が既に決まり、昨年11月の東京国際を制したアテネ五輪金メダルの野口みずき(29)=シスメックス=も確実。事実上残り1枠を、今年1月の大阪国際で日本勢トップの2位となった森本友(24)=天満屋=と中村が争う。

 男女マラソンの北京五輪代表各3人は10日の日本陸連理事会、評議員会で正式決定する。

北京五輪女子マラソン切符、残り1枚

 北京五輪の女子マラソン代表に内定している土佐礼子(31)=三井住友海上=が23日、沖縄・宮古島での合宿から帰京した。

 8日間のトレーニングで、北京に向けた08年の本格的な練習が積めたという。

 また、名古屋国際(3月9日)に出場を予定していたチームメートの大崎千聖が両ひざの故障のため欠場することに表情を曇らせたものの、代表入りが確実な野口みずき(シスメックス)を除く実質1枚の五輪切符争いを「誰がきても同じかな」とテレビで見届ける予定だ。