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北京五輪:ニュース

義足ランナー北京五輪OK!!

 スポーツ仲裁裁判所(CAS)は16日、義足の陸上選手、オスカー・ピストリウス(21=南アフリカ)が健常者のレースに出場することを認める裁定を下した。

 ドイツの大学に研究を依頼した国際陸連は、地面から強い反発力を受ける義足で走るピストリウスは、健常者より約25%少ないエネルギーで同じ速度を維持できるなどとして、1月に健常者のレースに出場できないとの結論を下した。

 だが、ピストリウス側は米マサチューセッツ工科大のH・ハー教授に実験を依頼し「有利にはならない」と主張。CASは陸連側の結論を「科学的な根拠がない」と却下したが、一方で裁定はこの事例に限定した。将来的にピストリウスの義足も、より精度の高い科学的根拠を示せば禁止される可能性も認めた。

 この結果、ピストリウスは南アフリカの五輪選考会出場が可能になり、自己ベストが46秒56の四百メートルで五輪参加標準記録Aの45秒55を突破すれば、陸上界初の義足五輪選手が誕生。標準記録がない千六百メートルリレーでも、選考会で上位に入れば代表に入る可能性もある。

 南アフリカでは左足を失ったナタリー・デュトイト(24)が五輪新種目のオープンウオーター(遠泳)で代表の座を獲得。男女ともにハンデを克服したアスリートが注目を集めている。

 ▼オスカー・ピストリウス 1986年11月22日生まれの21歳。生まれつきの障害で1歳になる前に両ひざ下を切断。生後11カ月から義足を装着した。スポーツは万能でラグビー、水球なども経験。04年のアテネ・パラリンピックの陸上二百メートルで優勝。百メートル(10秒91)二百メートル(21秒58)四百メートル(46秒34)の世界記録保持者。1メートル86、81キロ。異名はブレードランナー。