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中国から見た中国と日本の違い

北京五輪 聖火リレー

五輪聖火、13万7000キロの旅へ

北京に到着した五輪の聖火は4月1日に中国を出発し、長野を含む5大陸21都市、約13万7000キロの行程を巡る。パリ、ロンドン、サンフランシスコなど欧米の諸都市を通過する際、中国のチベット政策を批判する人権団体らによる抗議や妨害活動に遭うことも予想される。こうした抗議行動が各国世論を動かし、五輪ボイコットの動きを加速させる可能性もある。

 昨年9月に発表された北京五輪の聖火リレールートには、中国当局の政治的意向が強く反映されているようだ。中国と友好関係にあるタンザニアのダルエスサラームや北朝鮮の平壌などを経由する一方、指導者がチベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世支援を明らかにし、人権問題で中国政府の対応を批判しているドイツ、カナダは外れている。ドイツは1972年にミュンヘンで五輪を開催、カナダも2010年にバンクーバーで冬季五輪を開催する予定で、ルートに組み込まれる“資格”は十分にあった。

 24日にギリシャのオリンピアで行われた採火式で、「国境なき記者団」メンバーによる妨害活動が発生して以来、中国側は海外での抗議行動に対する警戒を強めている。外交筋によると、聖火が通過する各国に対し、安全確保を改めて依頼した。

 しかし、「暴力的な妨害活動は阻止するが、平和的な抗議行動をやめさせる法的根拠がない」というのが欧米各国の立場。さらに、米国のペロシ下院議長は「聖火が自らの選挙区であるサンフランシスコを通過する際の中国への抗議行動を支持する」と表明している。

 抗議活動を阻止するためには、中国の指導者がダライ・ラマ14世との直接対話に応じ、国際世論に歩み寄る姿勢を見せる必要があるが、今のところその可能性は全く見えない。4月以降、各都市で聖火ランナーと抗議グループが一緒に映し出されるニュース映像が世界中を駆け巡れば、五輪ボイコットを求める声は、一段と高まりそうだ。