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北京五輪:開会式

北京五輪開会式を独首相が「欠席」

ドイツのシュタインマイヤー外相は28日、メルケル首相が8月開催予定の北京五輪開会式に出席しないと明らかにした。

 スロベニアのリュブリャナで、欧州連合(EU)の非公式外相理事会開催前に、記者団に語った。スロバキアの首相も同日、不参加を表明した。

 欧州では中国チベット自治区でおきた大規模暴動を鎮圧した中国当局への批判の高まりを背景に、五輪開会式ボイコットの動きが広がっている。外相理事会は同日午後(日本時間同日夜)開幕した。チベット問題への対応を話し合う。

 シュタインマイヤー外相は、首相だけでなく自分や内相(スポーツ担当)も「開会式に参加する予定はない」と語った。独政府報道官は28日の記者会見で、首相が先月、中国側に欠席を伝えていたとして、チベット情勢がらみのボイコットではないと説明した。だが、有力国の首相が、チベット問題をめぐる議論が高まる中で、欠席を公表したことは、他の欧州諸国の動向に大きな影響を与えそうだ。

 EU加盟国ではこれまで、ポーランド、チェコ、エストニアの首脳が相次いで五輪開会式の欠席を表明した。ポーランドのトゥスク首相は、チベット情勢を理由とするボイコットの姿勢を打ち出した。

 欧州議会のハンスゲルト・ペテリング議長(独キリスト教民主同盟)は26日の本会議で、「すべての責任ある政治家は、五輪開会式への出席の是非を自問するべきだ」と述べた。

 一方、ブラウン英首相は27日、英仏首脳会談後の共同記者会見で、開会式出席を明言。サルコジ仏大統領はフランスが今年後半、EU議長国を務めることに言及した上で「(開会式を)ボイコットするべきか否か加盟国の意向を打診したい」として、対応策を模索する方針を述べた。

(2008年3月29日03時34分 読売新聞)