北京2008、北京五輪なんでも情報
中国から見た中国と日本の違い

北京五輪:インフラ

五輪インフラの目玉、北京ー天津間900円

北京―天津間の高速鉄道はやや高め?

北京五輪を前に、8月1日に開通が予定されている北京―天津間を30分で結ぶ高速鉄道の運賃は60元から80元くらい(約900円~1200円)になる見込みだ。昨日、人民代表大会の代表で、北京鉄路局共産党委員会の羅金書記が明らかにした。

羅金書記は、その他の政府機関の認可を得なければならず、あくまでも仮決定としつつ、市民の経済力やここ最近の物価高騰などの要素を踏まえた上で、当局が検討を重ねた結果出てきた金額だということだ。現在、北京―天津間を結ぶ鉄道は48元(約420円)。仮に最も安い60元程度ということになっても、一般市民が頻繁に利用するには、『ややお高い』金額ではある。

北京―天津間の高速鉄道は、北京五輪を前にした社会インフラ設備の目玉で、全長120キロ。現在は、1時間かかっている同区間を30分で結ぶ。

現在、発着駅となる『北京南駅』の工事も進んでいる。同氏によると、5月1日から試験運用を始め、高速鉄道の開通する8月1日に正式運用が始まるという。北京南駅は、自動券売機や改札機が設置され(現在の北京地下鉄は全て手売り)、駅員も200名ほどと現状の大型駅より大幅に少なくて済むという。

この高速鉄道開通により、北京と天津の距離はぐっと縮まる。去年、現在の高速鉄道「D号」が導入される前は、1時間半~2時間かかっていた同区間が、一気に『通勤圏』へと変わる。すでに、天津市内は、都市人口の流入を狙って、マンションの建設ラッシュが始まっており、市内の便利のいいところは、北京市内に匹敵するほどの価格高騰を見せている。天津駅の新築工事も現在、順調に進んでおり、北京五輪までには完成予定。五輪によって、北京を取り巻く交通状況も、数年前では考えられないほどの発展を遂げることになる。