北京2008、北京五輪なんでも情報
中国から見た中国と日本の違い

北京五輪:サッカー

北京五輪に可能性=なでしこ

 会場を埋め尽くした地元中国サポーターの大歓声をものともしなかった。開始15秒で永里の放ったシュートがこの試合に懸ける日本の意気込みを示していた。

 激しい攻防の中、16分までに浴びせたシュートは5本。そして19分、「相手のよさを消し、ボールを奪って数多く攻撃を仕掛ける」という佐々木監督の目指すサッカーが形となって現れた。自陣でボールを奪うと、素早く反撃に転じた。近賀の縦パスに永里が抜け出してクロス。詰めた大野が押し込んだ。

 その後も攻めの姿勢を貫いた。前半の大野の2点目は、CKで一度はね返されたボールを再び奪い、沢の強烈なシュートがもたらした。3点目は鮮やかなパス回しで完全に相手守備を切り崩し、永里が決めた。

 「若手もベテランもなく、チームが一つになった」とエースの沢。日本女子初の快挙を成し遂げた選手たちは、円陣を組み、大声を張り上げて喜びを爆発させた。

 昨年12月に佐々木監督が就任して間もないチーム。それでも、自分たちのスタイルで北朝鮮、中国というアジアの宿敵を破った。「やろうとしたことが90分表現できた」と監督。新生日本がこの大会で発揮したパフォーマンスは、8月の北京五輪に大きな可能性を感じさせた。