北京五輪:トラブル
北京五輪会場、工事中に作業員6人死亡
中国当局は28日、今夏開催される北京五輪の会場建設工事で、これまでに作業員6人が死亡したと発表した。北京市安全生産監督管理局の丁鎮寛副局長が、記者会見で明らかにした。
五輪関連工事での事故をめぐっては、20日付の英紙サンデー・タイムズが、メーン会場となる国家体育館(愛称・鳥の巣)の工事で少なくとも作業員10人が死亡し、中国側がこれを隠ぺいしていると報道。当局が事故の目撃者らに「口止め料」を支払ったと伝えた。これに対し、22日記者会見した李毅中・国家安全生産監督管理総局長は、「死亡事故は聞いていない」と述べたうえで、調査を約束していた。
丁副局長はまず、英紙報道について「鳥の巣で10人が死亡したという事実はない」と否定。「数字が正確でない」と語り、同体育館では06年と07年にそれぞれ作業員1人が死亡したことを明かした。さらに会見終了後、五輪関連の工事全体で計6人が事故死したと述べた。
04年のアテネ五輪では、突貫工事で作業員13人が事故死したとされ、反対派の批判を浴びた。