北京五輪:トラブル
北京五輪 3年間で建設作業員6人事故死
北京市安全生産監督管理局の丁鎮寛副局長は28日、北京五輪関連施設で、過去3年間に6人の作業員が作業中の事故で死亡していることを明らかにした。
今月20日付の英紙サンデー・タイムズ(電子版)が、昨年末、北京五輪メーン会場の国家体育場(愛称・鳥の巣)の鉄骨の頂上付近から墜落するなどして10人が死亡したと報道。作業員には箝口(かんこう)令がしかれ、ある犠牲者の遺族には20万元(約295万円)が支払われたとしていた。2000年シドニー五輪のメーン会場建設現場では1人が死亡、04年アテネ五輪では5人が事故死したという。
28日に行われた記者会見で丁副局長は「10人死んだということはない」と報道を否定したが、2006年に1人、07年に1人が死亡、1人が重傷、3人が軽傷を負ったことを明らかにした。さらに記者会見終了後、過去3年間に、国家体育場以外の五輪関連施設でさらに4人が死亡していることを認めた。しかし、事故の詳細は明らかにせず、それ以前の死者については不明。
会見の中で、北京市の陳剛副市長らは、五輪関連施設の建設を担っている地方出身の出稼ぎ労働者(農民工)の安全に最大限の注意を払っていることを、再三、強調していた。