北京五輪:陸上
赤羽 ヌデレバぶち抜いて五輪挑戦!
史上初の男女混合レースは日本が2時間5分56秒で優勝した。ケニアから4秒差の2位でタスキを受けたアンカーの6区(7・195キロ)赤羽有紀子(28)=ホクレン=が、大阪世界陸上女子マラソン金メダルのヌデレバ(ケニア)をかわしてゴールした。昨年8月に長女・優苗(ゆうな)ちゃん(1つ)を出産した赤羽は、1万メートルで北京五輪に挑戦する予定。大阪世界陸上以来の復帰戦となった福士加代子(ワコール)は2区(5キロ)で区間2位の15分34秒だった。
“ママさんランナー”が北京への金星を挙げた。4秒差を縮め、760メートルで世界女王に並ぶと一気に抜き去り、あとは独り旅。ゴール前ではコーチの夫・周平さんに抱かれた優苗ちゃんに笑顔で左手を振った。「ヌデレバさんと差がなくタスキをもらって、おいしいとこだなと思った」。ママは胸を張った。
今月2度目の“大物食い”だった。3日の東日本実業団対抗女子駅伝。赤羽は5区(11・1キロ)で出場し、シドニー五輪覇者・高橋尚子の持つ区間記録34分51秒を9年ぶりに14秒も更新した。産後1年経過した夏場から絶好調。出産時に最高56キロだった体重も42キロとなり、一万メートルで狙う北京へ向けて大きな自信を得た。
昨年8月20日の出産後、競技への意識は変わった。「娘に走っているところを見せたい」。ハッキリと「世界が目標」と口にするようにもなった。家事の担当は洗濯だけ。ほかを完全サポートしてくれる周平さんに感謝しながら走っている。
マラソン挑戦も計画。09年ベルリン世界陸上を標的に同年の大阪国際、名古屋国際のいずれかに出場予定だ。ママになって飛躍した新星がクローズアップされそうだ。