北京五輪:陸上
北京五輪照準 新たな挑戦 陸上・佐藤

27歳の新たな挑戦だ。陸上男子400メートルで日本の中心選手として活躍してきた佐藤光浩(富士通、仙台大大学院出)が北京五輪イヤーとなる来季、800メートルへの進出を検討している。
10月20日の日体大記録会で800メートルに本格的に参戦。練習は600メートルまでの経験しかなかったが1分49秒75で走り、高い潜在能力を示した。「1分49秒台で走れれば転向を視野に冬の練習をしようと思う」というレース前のもくろみ通り、あっさりクリアした。
1600メートルリレーに出場した夏の世界選手権(大阪)で、指導を受ける川本和久福島大監督と800メートルのレースを見た。「これなら世界でやれるのでは」と互いに思ったのが契機となった。400メートルのトップ選手の平均的な身長は185センチだという。800メートルなら「僕ぐらい(175センチ)が普通。体形の不利がなくなる」とプラス材料も指摘した。
アテネ五輪では1600メートルリレーのアンカーとして銅メダルに肉薄する4位入賞に大きく貢献した。800メートルに取り組む場合でも「1600メートルリレーも視野に入れつつやる」。北京五輪の参加標準記録Aは日本記録の1分46秒18を上回る1分46秒00。それを破ることがまずは五輪出場の条件となる。
後半のスピードの切り替え、ペース配分など、課題は多いが「スピードは800メートルで通用する。持久力がつけばやれると思う」と意欲は満々だ。