北京五輪:インフラ
北京五輪 多彩サービス 競う携帯電話

今や、携帯電話の発達は目を見張るばかり。仕事や個人間の意思疎通に欠かせない通信手段であり、新しいサービスや技術が実用化されると社会現象にもつながる。携帯電話サービスの展開ぶりには、さまざまな国情が反映しているようだ。
○『五輪情報』で集客 中国
北京五輪を来年夏に控えた中国では、携帯電話の新サービスも五輪関係が目立つ。最大手の中国移動通信は、携帯を通じた五輪新聞の配信を八月から開始した。
九月十七日、記者の携帯に届いたメールを開くと、テニスや体操など世界各地で行われている五輪予選や国際大会の結果がカラー写真付きで見られた。「五輪会場」のコーナーでは、ビーチバレー場や射撃場などの所在地や施設概要を写真付きで紹介している。「五輪百科」を開くと、一九〇八年ロンドン五輪の記録を表示していた。
五輪の本番中は、すべての競技の経過や結果、選手紹介などが見られるほか、天気予報や一般ニュース、北京の娯楽情報も提供する予定だ。
同社の窓口を訪れた会社員の王弋飛さん(25)は「北京五輪はとても楽しみにしている。中国チームが金メダルをたくさんとるだろう。携帯でいつでもニュースが見られるなんて、うれしいよ」。
両親に買ってもらった三千元(約四万八千円)もの高級携帯を持ち、ふだんはダウンロードした音楽を楽しんでいる。最近は着信したメールやニュースを声に出して読んでくれるサービスも登場した。「車を運転しながら、携帯で五輪ニュースを聞いて通勤したい」と楽しみにしている。
同社はこのほか、抽選で五輪チケットを顧客にプレゼントしたり、たまったポイントで貧困地域に体育施設を寄付したりと、さまざまな企画を準備している。