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北京五輪:野球

星野ジャパンでミスターの「3」欠番

 背番号3が星野ジャパンの欠番となる。北京五輪出場を目指す日本代表が、アテネ五輪で長嶋茂雄監督(71=巨人終身名誉監督)の背負った背番号3を欠番とすることが30日、分かった。星野仙一監督(60)の意向によるもので、歴代の五輪代表チームで初めての措置。日本代表の相談役も務めるミスターに敬意を表し、12月のアジア予選(台湾)はアテネ五輪と同じユニホームで臨む。
 ミスターの五輪へ懸ける思いは誰よりも知っている。敬意を表し、そして意志を継ぐ。星野監督は背番号3の扱いについてこう言った。

 「うちのチームのアドバイザー(相談役)の背番号を使うわけにはいかんじゃないか」

 アテネ五輪の本大会を控えた04年3月、長嶋監督は脳梗塞(こうそく)で倒れてアテネでの采配を断念。チームは直筆で「3」と書いた日の丸とユニホームをベンチに置いて戦い、銅メダルに終わった。その戦いをスタンドで見て「オレもここに出たい」と思ったという星野監督。ミスターが「3」に込めた熱い思いを知ればこその措置で、12月のアジア予選から欠番となる。

 公開競技だった84年のロサンゼルス五輪から6大会。日本代表の歴代の背番号3は5大会で内野手がつけ、前回は長嶋監督が背負った。来年の北京五輪本大会も欠番とする方針で、そこには「ミスターに北京で見てほしい」との思いもある。今年2月、各球団のキャンプ視察を行っていた星野監督は、ちょうど時を同じくして長嶋氏が巨人の宮崎キャンプを訪れたことを聞き「ミスターからの“オレは元気だぞ”というメッセージだと受け止めるよ」と言った。北京に行くぞ、という意思表示。星野監督が長嶋氏に日本代表の相談役就任を要請したのは直後の3月26日だった。

 欠番だけではない。アテネ五輪と同じユニホームで予選に臨むことも決まった。歴代のピンストライプに、ミスターの発案で背番号の上に日の丸が入ったタイプだ。「日の丸を背負って戦う」。その意志も継いで、星野ジャパンはまずは12月に五輪切符を獲る。