北京五輪:出場枠
浜口誤審に福田会長怒りの一喝
日本が世界の審判団を一喝した。23日に閉幕したレスリング世界選手権の女子72キロ級で、浜口京子(29=ジャパンビバレッジ)が微妙な判定で敗れたことを受け、日本協会の福田富昭会長(65)が、閉幕後に審判団を緊急招集した。国際レスリング連盟(FILA)副会長でもある福田氏の発言力を利用した迅速な行動。日本に不利といわれる判定にクギを刺す、北京五輪への有効な対策となった。
審判団の緊急会議を終えて戻ってきた福田氏の口もとが、緩んでいた。「しっかり訴えてきました」。歯にきぬを着せぬ発言と肝の据わった行動力。全競技終了後に約80人の審判団を招集して講習会を行う異例の強権発動で、北京五輪対策を打った満足感が漂った。
きっかけは、女子72キロ級2回戦で浜口が仕掛けた外無双が相手のズラテバ(ブルガリア)のポイントになって敗れたことだった。通常、外無双は正面から掛ける技だが、浜口は背後に回ったズラテバの右足をとって横転させた。浜口の体勢も悪かったが、相手の有効ポイントとも言い難い。日本の猛抗議が受け入れられなかったことで、福田氏の怒りも爆発した。
福田氏の強い訴えで開催された講習会には、FILAのマルティネッティ会長も出席。浜口戦のビデオを再生し、判定基準の統一を図ったという。「浜口の2ポイントでもおかしくない」との意見もあり、この試合の審判を務めた4人は個別に注意を受けた。
日本女子に対する不公平な判定は、何年も前から問題になっていた。世界に先駆けて女子の強化をした日本は、過去に世界選手権で全階級を制覇するなど圧倒的な強さを誇ってきた。そのため、日本つぶしといえる判定が相次ぎ、福田氏も浜口戦後「日本が強すぎるから嫉妬(しっと)があるんじゃないか」と対策の必要性を口にしていた。
柔道をはじめ、世界での発言力や政治力が足りないといわれる日本スポーツ界。日本オリンピック委員会(JOC)で、選手強化の最高責任者である強化本部長も務める福田氏が、自ら北京五輪対策の模範を示した。
北京五輪出場枠とは、直接関係ありませんが、あえて掲載しました。(管理人)
コメント
この度はTB有難うございます。
投稿者: kaz-p | 2007年09月26日 19:42誤審が認められても、
再試合が認められずに負けが決定。
あまりに残酷ですね。
浜口選手には、
『オリンピックじゃなくて、良かった』
と、気持ちを切り替えて、
北京でリベンジを果たした欲しいです。